「ポジティブ・チェンジ」著者メンタリスト DaiGo【書評】
最近、よく読む本の著者は堀江貴文、メンタリストDaiGo、山崎拓巳などですが、これら著者に共通している考え方は、あれこれと難しく考えずに、自分がやりたいことを決めたら、すぐに実行することが重要ということです。
ポジティブ・チェンジというタイトルが目に止まったあなたは、あなた自身が良い方向への変化を望んでいる証拠です。本書は楽しみならがあたな自身を変えるための方法が紹介されています。
本書は3段の構成に分かれており、自分を変えるための3つのルール、7つの行動指針、5つの実践行動が説明されており、2〜3時間で読めてしまいました。
目次の部分だけ読み返してもためになる一冊です。
なりたい自分になるための3つのルール
- ルール1「頭はいらない」
- ルール2「根拠はいらない」
- ルール3 「希望はいらない」
あれこれ余計なことを考えず、過去の自分とは決別し、ただ行動することが大切であると説明されています。
人生が劇的に変わる7つのスイッチ
- スイッチ1「時間」
- スイッチ2「言葉」
- スイッチ3「友人」
- スイッチ4「モノ」
- スイッチ5「環境」
- スイッチ6「外見」
- スイッチ7「食事」
人生を変えるための行動指針として、ポジティブな考えが生まれ易い早朝の時間を活用し、ネガティブな言葉は使わずポジティブな言葉を使い、自分がなりたい人物像の友人を選び、多くのモノは持たず、少量の良いモノを持ち、これまでの環境を変え、変わった後の自分の外見を先取りし、食べる物に気を使うことが大切であると説明されています。
潜在能力を最大限に引き出す5週間トレーニング
- 第1週「A4の紙に自分を書き出す」
- 第2週「新しいこと日記をつける」
- 第3週「めんどうくさいを行動のサインにする」
- 第4週「超恥ずかしいことをやる」
- 第5週「敵を利用する」
この中で、すでにわたしが普段心がけていることが新しいことをやること、めんどうくさいことをやることです。
特にこれから実践したいと思ったことは、「A4の紙に自分を書き出す」ことです。
現在の自分、なりたい自分、その方法を表形式で書くということです。
以前にノートにやりたいことを100個書くということをしたことがありますが、それと似ていますね。
具体的に自分も書いてみました。メソッドのうち、やりやすそうなものからやってゆきたいと思います。
これからの自分に変われたら、報告したいと思います。
現在の自分 (自分の属性を書き出す) |
これからの自分 (左の属性を機械的に正反対にひっくり返す) |
メソッド (今すぐ何に着手すべきか具体的に書く) |
太っている |
やせている |
・炭水化物抜きダイエットをする ・朝食をたくさん食べ、夕食は少なくする |
人前で話す時に緊張する |
堂々と人前で話ができる |
・緊張をほぐす方法を調べる ・人前で何度も話す経験をする |
人の話をきちんと最後まで聞かない |
人の話に最後まで耳を傾ける |
・早合点しないように自分に言い聞かせる ・人の話を最後まで聞かなかった時は日記に記録して、反省する |
人の悪口を言う |
人を褒め上手になる |
・周りにいる褒め上手な人の真似をする |
独身である |
家族がいる |
・彼女を見つける ・結婚する意識を高める |
飽きっぽい |
地道にコツコツ続けられる |
・ホメオスタシスを忘れない ・習慣化するようにとりあえず2週間続ける |
やりたくない仕事もしている |
好きな仕事だけを心から楽しむ |
・なぜやりたくないかを考える ・本当にやらなければならない仕事か考える ・仕事の環境を変える |
学ぶことを疎かにしている |
毎日学んでいる |
・MBAと資格学校のパンフレットを取り寄せる |
こんな人におすすめ
・堀江貴文の著書が好きな人
ホリエモンの場合「僕は自分が興味のあることしかやりたくない。でも世の中の人は、自分のやりたくないことを我慢してやっている。一番ダメなのは小利口であること。」と述べています。
特に印象的なのは「小利口」という言葉です。会社にしがみつくために、上司に媚を売ったり、めんどさい社内政治に積極的に取り組んだりするということです。
その代わり、ホリエモンは「小利口になるな、バカになれ」との述べています。
単なるバカではなく、難しく考えずに、とくかく一番に手を挙げて何かを始めることが大切だということです。
ホリエモンの著書が好きな人や彼の考え方に賛同できるという人にはストンと腑に落ちやすい内容になっていますので、ぜひおすすめしたい一冊です。
・山崎拓巳の著書が好きな人
ポジティプ・チェンジの冒頭で「ホメオスタシス」について説明がされています。何か新しいことを始める時には、常に意識すべき事柄です。
自分が変わろうとするときに、自分の脳の中で起きていることを理解すれば、3日坊主もホメオスタシスが原因であることがわかります。
そこで、本書からホメオスタシスについての部分をご紹介します。
人間の脳には変化を嫌う性質がある
脳を含め、人間の体は現状を維持しようとする性質を持っています。これをホメオスタシスといいます。
(中略)
たとえば、あたなが甘いものを食べたとします。その時には血糖値が上がります。そうすると、脳はインスリンというホルモンを分泌する指令を出して血糖値を抑えようとします。
(中略)
あなたが「変わろう」と思った瞬間に、あなたの脳と体は「これから変化しそうだから、変わらないようにしなくてはいけない」「行動を制限しなければいけない」という方向に動くというわけです。
「困ったものだ」と思いそうですが、生存本能から考えれば当たり前のことです。
生き延びることだけを考えるならば、今、サバイバルできているのに、わざわざ違う環境に飛び込む必要は基本的にないからです。
メンタルマネジメントに関する多くの著書を発行した山崎拓巳も、彼の著書や講演の中で幾度となくホメオスタシスについて紹介していることから、山崎拓巳の著書に共感する人にも、ぜひおすすめします。
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